パフォーマンスを上げたい人

パフォーマンスとは

まずは、パフォーマンスについて整理しておく。このページを開いた場合、おそらくアクロバティックな動きをするパフォーマーが行うことをパフォーマンスと捉えている人が多いのではないだろうか。ここでいうパフォーマンスは、動きを伴う全てのもの、その能力を指します。歩行ジャンプしゃがむ振り返る傾く手を伸ばす走る蹴るパンチする投げる踊る演奏する登るスイングする泳ぐ

どのようにパフォーマンスをあげるのか?

このページのリンク元にある黒人パフォーマーを想像しながら、パフォーマンスのあげ方について考えていこうと思う。皆さんはどんなことを思いつくか。筋トレサプリプロテイン食事睡眠規則正しい生活ストレッチ反復練習。こんなところであろうか。これらをストイックに出来る人は大勢いるが、大半の人は継続できないと思う。その理由は意志の弱さ・生活習慣モチベーションの低下・痛みなどの身体の不調などがあげられる。ストイックにトレーニングに励めたとしても、リンク元の黒人パフォーマーのように動ける人はさらに限られてくると思う。それは、なぜか?私と彼では、『元々持っている身体能力が違う』・『運動神経が違う』皆さんのそんな声が聞こえてくる。確かに私にもあのようなパフォーマンスは出来ないので、あんな動きができるようになりたいという人は、ダンススクールに通うことをお勧めします。ここからが、本題です。ではどのようにして、動きの博物館ではパフォーマンスをあげるサポートをしていくのか?もちろん、動きの博物館では、リンク元の黒人パフォーマーを目指す方のサポートも出来るのですが、私の出来る3点倒立を例にどのようにパフォーマンスを高めるかを説明していきましょう。ちなみに、私は運運動音痴なので、専門家たちがYouTubeや書籍で紹介している筋トレストレッチにチャレンジしても元々出来なかったり痛みが生じるので出来ませんでした。また、たった3分で出来る倒立のやり方みたいな動画などもネット上では沢山溢れかえっていますが、それをやって出来るようになるとは思えません。そんな私がどのようにして、三点倒立が出来るようになったのか?私は3点倒立を練習する過程で幸い、体を一度も痛めることもありませんでした。私が3点倒立が出来るようになった秘密は、まさしく床ゴロです。私は練習する過程で、倒立の体勢になり、誰かに足を持ってもらって、ここが正しい位置だからこの感覚を身につけようなどといったこともしていません。柔道や柔術の動きを取り入れながら、ベースは赤ちゃんの動きを沢山練習しました。赤ちゃんが階段や机、高い台に登ろうとする光景は想像出来るでしょうか?あの動きは、まさしく3点倒立の時に骨盤を持ち上げる最初の動きだと思います。赤ちゃんが高いところから落ちないようにゲージで封鎖している光景が目に浮かびますが、出来るだけ赤ちゃんが行いたい動きを行わせた方が将来腰痛に苦しまなかったり、よりよく動ける人生が待っていると思います。

コーヒーブレイク

ここで一つエピソードを紹介します。モシェ・フェルデンクライスは嘉納治五郎らと共に、ヨーロッパで柔道を広めた人です。ヨーロッパで柔道の会議が開かれた時の話です。沢山の日本の柔道家も参加していました。会議の参加者の1人が丹田とは何かと質問しました。すると、日本の先生はモシェ・フェルデンクライスに答えるように指名しました。フェルデンクライスによると、丹田を持っているということは、自分の頭の位置がどのようになっていても、自分の骨盤の位置・身体全体が正確に掴めていることと答えました。このエピソードを聞いて、ひとつの疑問が生まれます?『それって、どうやって鍛えるの?』。筋トレストレッチ反復練習?言い換えると『身体能力ってどうやって高めるの?』『運動神経ってどうやって鍛えるの?』。私の答えは、床ゴロです。

まとめ

床ゴロによって、身体の使い方を学ぶことができます。今回は3点倒立を例に挙げましたが全ての動き、全てのパフォーマンスは床ゴロによってより良く行うことが可能になります。楽ゴロ床ゴロの上位互換だと考えていただいて大丈夫です!巷では、子供のうちからしか身体能力は上がらないと謳っているスクールが沢山あると思います。床ゴロのベースは赤ちゃんの動きです。年齢問わず、80歳でも出来ちゃいます。ジョギング5分で肩が痛くなるような運動神経の無い私が、大人になってからでも始められる床ゴロ、お勧めです!

おまけ

このページで丹田という言葉が出たので格闘技について触れたいと思う。日本とブラジルは世界の格闘技をリードしてきたと思う。1番の代表例は木村政彦VSエリオ・グレイシー。今から70年前の勝負は日本に軍配が上がった。これはまさしく丹田VSジンガと置き換えることが出来る。ジンガとはブラジルの独特なリズム・独特な間合い、カポエラやサッカーの達人が持っているブラジル版丹田と捉えることができる。現代はどうだろうか?圧倒的に軍配はブラジルだ。それは何故か?ブラジル人はトレーニングとして格闘技に励み、息抜きとして時事刻々と変化する波の上でサーフィンを楽しんでいる。ランダムに変化する波の上で身体全身を調整しなくてはいけない。格闘技以外の時間も、まさしくジンガを鍛えているといえよう。それに比べ日本はどうか。日本の格闘家はブラジル人がジンガを鍛えている間、ネットサーフィンを楽しんでいる。